はじめに


退去したら、クリーニング代とか修繕費で高額請求が来た…。これって払わないとダメなの?

請求された金額をすぐに払う前に、まず内訳を確認したいです!内容によっては、借主が負担しなくてよい費用が含まれていることもあります。
この記事では、退去時に高額請求が来たときの考え方、確認すべきポイント、納得できないときの対処法を解説します。
結論:高額請求が来てもすぐ払わず内訳を確認する

まず結論として、退去時に高額請求が来ても、すぐに支払う必要があるとは限りません。
まず確認したいのは、次の3つです↓
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 請求の内訳 | どの場所にいくらかかっているか |
| 借主負担の理由 | 故意・過失による傷や汚れなのか |
| 契約書の特約 | クリーニング費用などの記載があるか |
「原状回復費用一式 20万円」のように、ざっくりした請求だけでは判断できないですよね。
なので、壁紙、床、クリーニング、設備修理など、項目ごとの内訳を出してもらいましょう◎
原状回復の基本ルール
原状回復とは、退去時に部屋の損傷や汚れを直すことです。
すべてを借主が直すわけではありません!ポイントは、「通常の生活で起きた劣化なのか」「借主の不注意や使い方で起きた傷や汚れなのか」です。
借主が負担しやすいもの
- タバコのヤニや臭い
- ペットによる傷や臭い
- 結露を放置して広がったカビ
- 大きな釘穴やネジ穴
- 引越し作業でつけた床や壁の傷
- 掃除不足によるひどい汚れ
- 故意や不注意で壊した設備
大家さん負担になりやすいもの
- 日焼けによる壁紙や床の変色
- 家具を置いたことによる床のへこみ
- 冷蔵庫裏の電気焼け
- 小さな画びょう穴
- 長年住んだことによる自然な劣化
- 通常使用による設備の古さ
もちろん、契約内容や物件の状態によって判断は変わります…!
よくある高額請求のパターン
クリーニング費用が高すぎる
退去時に「ハウスクリーニング費用」として数万円から十数万円を請求されることがあります。
契約書にクリーニング費用の特約がある場合、借主負担になることもあります。
ただ、金額があまりに高い場合や、契約時に説明が不十分だった場合は、内訳を確認したほうがいいです!
- どの作業にいくらかかっているのか
- 契約書のどの特約に基づく請求なのか
この2つは確認しておきましょう◎
クロス全面張り替えを請求される
一部に傷や汚れがあるだけなのに、部屋全体のクロス張り替えを請求されるケースもあります。
クロスは、経過年数による価値の減少も考えられる部分です。
「傷がある部分だけではなく、なぜ全面張り替えなのですか?」
こうやって聞いてみましょう!
入居前からあった傷まで請求される
入居前からあった傷や汚れは、本来借主が負担するものではありません。
入居時の写真や記録がないと、「最初からあった」と言っても信じてもらえないこともあります…。
退去時のトラブルを避けるには、入居直後の記録がかなり大事です!
高額請求が来たときの対処法
ステップ1:請求書の内訳を出してもらう
まずは、請求の内訳を確認します。
「原状回復費用一式」ではなく、次のように分けて見たいです。
- クリーニング費用
- クロス張り替え費用
- 床の補修費用
- 設備修理費用
- 消臭費用
- 鍵交換費用
- その他の作業費
ステップ2:契約書と特約を確認する
次に、契約書を確認します。
特に見るのは、原状回復、クリーニング費用、特約事項です。
- 退去時クリーニング費用は借主負担か
- 金額は明記されているか
- 畳・襖・クロス交換の特約はあるか
- ペット特約や喫煙特約はあるか
- 短期解約違約金など別費用がないか
特約があるからすべて払う、というわけではありません!
ステップ3:ガイドラインと照らし合わせる
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」と照らし合わせます。
確認したいのは次の点です↓
- 経年劣化や通常損耗まで請求されていないか
- 入居前からあった傷が含まれていないか
- クロスや設備の経過年数が考慮されているか
- 部分補修で済むのに全面交換になっていないか
- 借主の過失といえる根拠があるか
ステップ4:納得できない点を書面で伝える
納得できない場合は、電話だけで済ませず、メールなど記録が残る形で伝えましょう!
たとえば、こんな伝え方です。
ご請求いただいた原状回復費用について、内訳を確認したいです。特にクロス張り替え費用について、借主負担と判断された理由と、施工範囲の根拠をご説明いただけますでしょうか。
敷金が返ってこないときは?
まず精算書を確認する
敷金が返ってこない場合は、精算書を確認しましょう。
見るポイントはこちらです↓
- 敷金はいくら預けていたか
- 何の費用が差し引かれたか
- それぞれの金額はいくらか
- 追加請求があるのか
- 返金予定日はいつか
相談窓口を使う
話し合いで解決しない場合は、第三者へ相談する方法もあります!
- 消費生活センター
- 国民生活センター
- 法テラス
- 自治体の住宅相談窓口
- 宅建協会などの相談窓口
参考:
国民生活センター|全国の消費生活センター等
法テラス|公式サイト
退去時の注意点・失敗しやすいポイント
- 請求書の内訳を見ずに払わない
- 「一式」の請求は詳細を確認する
- 電話だけでやり取りを終わらせない
- 契約書の特約を確認する
- 経年劣化まで請求されていないか見る
- 入居前からあった傷の記録を探す
- 納得できないままサインしない
- ひとりで抱え込まず相談窓口を使う
特に、退去立ち会いの場で急いでサインを求められたときは注意が必要です…!

納得していない場合は、「一度持ち帰って確認します」と伝えれば大丈夫です◎
まとめ

今回は、退去時に高額請求が来た場合の対処法について解説をさせていただきました。
こちらの記事が、少しでも参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました◎





